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Armin Memic



Fitness In Lifeは、”fitness”(フイットネス)の本来の目的である「調和」や「自分にちょうどいい」を実践するために、料理、音楽、絵画、演劇、ダンス、格闘技、ボディビル・・・など様々なエッセンスの中から「感性」に働きかける何かを見つけるための場であってほしいと願い、発足したサイトです。そして、他の人の感性に働きかける何かを体現するのは「人」。ここでは、そんな「フィットな人」をご紹介させていただきたいと思います。

 

【ドイツ、ナチュラルボディビルのパイオニア:アーミン・メミック選手】

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近年になりナチュラルボディビルディングが盛り上がりを見せているヨーロッパではありますが、ドイツには、ドーピングが横行していた頃から、常にナチュラルを貫き通して来た選手がいます。
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2007年: IFBB主催 独NRW州ボディビルディング選手権大会 5位
2008年: IFBB主催 独NRW州ボディビルディング選手権大会 5位
2009年: GNBF主催 全独ボディビル選手権 ミドル級 優勝
2010年: GNBF主催 全独ボディビル選手権 ヘビー級 優勝
2010年: WNBF主催 世界ボディビル選手権 ヘビー級 11位
2014年: NAC主催 西独ボディビル選手権 アスレティック1クラス 優勝
2014年: NAC主催 全独ボディビル選手権 アスレティック1クラス 準優勝
2014年: NAC主催 Mr.Univers アスレティック1クラス 6位

 

この輝かしい戦績を誇るのがナチュラルボディビルダー Armin Memic (アーミン・メミック) 選手。そんなアーミン選手にお話をうかがいました。

 

まず、競技歴を教えていただけますか?

IMG_6717日本の皆様こんにちは。私はアーミン・メミックと申します。現在はドイツのノルト・ライン・ウェスト
ファーレン州(NRW州)のケルンを本拠地として活動しております。

ボディビル歴はかれこれ20年くらいになります。
2007年に私の恩師となるKarsten Pfützenreuter(カーステン・フッツェンロイター)に出会い、それを期に競技としてのボディビルでヒングを本格的に開始いたしました。
当時はこの競技にドーピングがつきものである事は知る由もありませんでした。

ドーピングの話が出ましたが、残念ながら海外ではボディビルディング競技においてドーピングは大きな懸念材料の1つですよね。その中でナチュラルを貫き通すことは難しくありませんでしたか?

私がボディビルディングを開始したのは1995年です。これはドイツにおけるボディビルディングの全盛期です。この時期のスポーツジムはまさに「道場」、真の意味での「トレーニング」が行われていました。ジムのどこを見渡しても、厳しい鍛錬が行われ、皆が皆、自分の限界に日々挑戦していたー本当に素晴らしい時期でした。

私はボディビルディング雑誌”FLEX”や”SPORT REVUE “の発刊が毎月待ち通して仕方ありませんでした。全ての記事に目を通し、研究し、実践していました。当時はドーピングに対する認知度も低く、私は厳しいトレーニングと厳格な栄養摂取によって、プロ選手のような肉体になれる事を信じて疑いませんでした。ただ、何年もそれを続けているにもかかわらず、自分の期待する結果に至っていないという事には疑問を持っていました。

IMG_6857そんな中、通っていたジムで、ある「知識」についての情報が耳に入ってきました。もちろん「ジュース」や「シュトッフ」(ドイツ語で物/ブツなどの意)と呼ばれる、ステロイド、またはそれに似た薬物についての知識です。筋肉を肥大させるということであれば、当然私も興味を持ちました。しかし、幸いにも私は事前にこれら薬物について十二分にリサーチを行い、同時に身体にきたす悪影響についても多くの情報を集める事が出来ました。

今でこそ、ナチュラルボディビルディングがドイツで盛り上がりを見せていますが、当時ナチュラルを公言していたのはMike O HearnやSkip La Courくらいなものです。選手の薬物使用を全面的に撤廃するのは難しいでしょう。従って、選手の個々の判断に委ねることになります。

そこで私は思うのです、最終的には「自分の道は自分で決める」のだなと。
私は競技人生において薬物を使わないという道を選択しました。そしてそれはこれからも変わりません。

日本のボディビル雑誌”IRONMAN”に、Mario Nakmura選手のコーチとして紹介されていらっしゃいましたが、選手の育成・コーチングに携わっているのですか?

はい。Philipp Rauscher (フィリップ・ラウシャー) が代表を務めるオンライン・コーチングサービス『LOGISCH ERNÄHREN』(ローギッシュ・エアネーレン/論理的栄養補給の意)にて、現役選手を続けながらもコーチング業を行っております。

ボディビルディングは英気、規律、健康を養う素晴らしいスポーツであると考えています。だから、ボディビルディングを通して学んだ事を、多くの人に伝えたいと思い、それにはコーチング業が適していると感じています。

しかし、何よりもコーチとして最も大事なのは、クライアントである選手を最高のコンディンションに仕上げる事です。パートナーのフィリップとも連携をとりながら、様々な角度からクライアントに最も適したメニューをご提案させていただいてます。


12295189_947067795386528_2071632115_o競技者でもある人がコーチも務めるとなるとやはり説得力が違いますね!
ご自身の身体で実践しているわけですし、クライアントも安心ですよね。

最後に、アーミン選手といえば、その象のような脚ですが・・・トレーニングメニューをFitnessInLife購読者にこっそり教えていただけないでしょうか?

コーチとして自身の身体で実践するのはもちろん大事ですが、あくまでクライアントにあった提案をすることが最も重要だと考えています。

脚のメニューですか?全然構わないですよ。何も隠す事ではありませんしね(笑)ただ、残念ながら読者の皆さんをガッカリさせてしまうかもしれません・・・何ら特別なトレーニングを行っているわけではないんです。

  • スクワット: 3〜5セット、 重量重視 3〜6レップス 、回数重視 8〜20レップス
  • レッグプレス :3〜5セット、回数重視 8〜12レップス
  • レッグエクステンション :3〜5セット、 収縮が最大限感じられる範囲で出来なくなるまで
  • レッグカール: 3〜5セット、収縮が最大限感じられる範囲で出来なくなるまで
  • カーフレイズ: 3〜5セット、収縮が最大限感じられる範囲で出来なくなるまで

これを週に1回、それで終了です。ただし重量重視の日と、回数重視の日を設けています。

もちろん20年の競技歴を通して、様々なトレーニングの試行錯誤は行って参りました。新しい事を取り入れれば新しい刺激があります。そういう意味では特別優れたトレーニングも、劣っているトレーニングもないのではないでしょうか。もし劣っているトレーニング方法があるとすれば、それは「トレーニングをしない」ということにつきると考えています。私個人的には、トレーニングを楽しむ事も重要視しています。

 

トレーニングメニューも難なく公開してくれるアーミン選手の気さくな人柄に触れる事が出来たインタビューでした。
そんなアーミン選手のオンライン・コーチ受講を希望される方は
オンライン・コーチングサービス『LOGISCH ERNÄHREN』もしくはアーミン選手のFacebook
までご連絡されてみてはどうでしょうか。本人も、気軽に連絡してほしいとの事でした。
英語・ドイツ語の2カ国語で対応しているので、語学勉強のついでに、という楽しみ方もあるかもしれませんね!

 

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