おはようございます。mariinaです。
オリゴ糖って「糖」なのに、なぜダイエットにいいとか、健康にいいんだろうって思ったことありませんか?糖質に敏感になると色々調べたくなるもので、以下にまとめました。
◆そもそも、糖質には色々な種類がある
ややこしいのですが、そもそも糖質とは、炭水化物の食物繊維以外のものを指します。が、食物繊維も実は糖が連なったものなんです・・・イラストを見ていただいた方がわかりやすいと思います。
- 単糖類:それ以上分解されない糖類で、ブドウ糖や果糖が含まれます。
- 二糖類:単糖がが2個結びついたもので、ショ糖や麦芽糖、乳糖が含まれます。単糖類と二糖類をまとめて「糖類」と呼ぶこともあり、「糖類ゼロの食品」とはこの「糖類」つまり、単糖類と二糖類を含まない食品のことを言います。※実際には食品100g当たり0.5g未満でゼロと表示できることになっています。
- オリゴ糖(少糖類):単糖が3〜10個結びついたもの。オリゴ糖の「オリゴ」は、ギリシャ語=オリゴズ=「少ない」を語源としていています。※少糖類=単糖が2個以上のも、つまり二糖類も含めて言うことがありますが、ここでは分けて定義したいと思います。
- 多糖類:単糖の数が10個以上のもの。消化吸収されやすい「消化性多糖類」(でんぷん、グリコーゲンなど)と、持続的エネルギーのもととなる「難消化性糖類」(=食物繊維)があります。
- 糖アルコール:構造の一部がアルコール類特有のかたちをしているもの。糖類を還元(水素を添加)して作られ、還元麦芽糖水飴やキシリトールなどがこれに含まれます。「エリスリトール」は糖アルコールの中で唯一カロリーゼロで、ほとんどが体内で利用されることなく排泄されるため、カロリーゼロの甘味料として幅広く利用されています。
一言に「糖」と言っても、4種類それぞれ性質が異なれば、作用も異なるはず。食品の栄養成分表示ではひっくるめて「糖質」となっていますが、実はどんな糖質が入ってるかによってその意味合いは大きく変わってくるので、糖質が気になる方は原材料も確認したほうが良さそうですね。
image via シュガーカット・レシピ倶楽部
◆オリゴ糖は小腸で吸収されず、ビフィズス菌を育てる
単糖類・二糖類は吸収されやすく、血糖値を上昇させ、即効的エネルギー源となるのに対して、オリゴ糖は胃や小腸で消化吸収されにくい難消化性の性質を持ちます。このため、大腸内で善玉菌のエサとなり、その増殖を促進することで腸内環境を整える効果が知られています。また、胃や小腸で消化・吸収されにくいということは、食物繊維と同様に腸内の不要物質を吸着し、体外に排出する働きを行うということで、便秘改善にも効果が期待できます。
※ただし、食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあるので注意が必要です。
※また、オリゴ糖にも様々な種類があり、それぞれ効果や特長が異なります(詳しくは次回)
◆きっかけはビフィズス菌、現在オリゴ糖の健康補助効果はトクホにも認められている
今から約100年前、食品の腐敗や腸内細菌などの研究が盛んに行われていたフランスのルイ・パスツール研究所で小児科医をしていたティシエが、1899年に健康な母乳栄養児の糞便から大腸菌とは全く異なる性質を持つ、ビフィズス菌を発見したことにより、ビフィズス菌の特性の研究が進められ、同時にビフィズス菌を増殖させる研究も進められました。
その中で、その増殖因子が母乳に含まれるオリゴ糖であることがわかり、ビフィズス菌発見後、多くの研究で様々な種類のオリゴ糖が特定されました。
現在、オリゴ糖は腸内環境を整える効果を持つとして多くの健康食品に配合されるようになり、その有効性からオリゴ糖配合商品の特定保健用食品(トクホ)商品も数多く認められています。
その中で、その増殖因子が母乳に含まれるオリゴ糖であることがわかり、ビフィズス菌発見後、多くの研究で様々な種類のオリゴ糖が特定されました。
現在、オリゴ糖は腸内環境を整える効果を持つとして多くの健康食品に配合されるようになり、その有効性からオリゴ糖配合商品の特定保健用食品(トクホ)商品も数多く認められています。
ということで、オリゴ糖のキーワードは「小腸で吸収されない(ため太る原因になりづらい)」、「ビフィズス菌を育てる」でした。腸の調子が整うと、肌荒れが改善されるなど、美容効果も期待できますね!
心身ともに“フィット”な状態でいるために、オリゴ糖、役立ちそうですね。
②オリゴ糖の種類、③オリゴ糖の食べ方へ続く
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