ドイツのクリスマスの過ごし方をご紹介します!
最近日本でも12月1日から24日まで毎日一つづ小窓をめくってクリスマスシーズンを楽しむカレンダー「アドベントカレンダー」が一般的に出回るようになりましたね。
この「アドベント(Advent)」とは、日本語では「待降節」と呼ばれますが、キリスト教西方教会において、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のこと。イエスが生まれたのは24日なので、アドベントは24日の日没までで終了。日本では12月25日をクリスマスとして盛大に祝いますが、ドイツはじめヨーロッパのキリスト教西方教会圏では24日の夜こそが祝いうときというイメージです。
さらに正確にいうと、本来のアドベントは11月30日の「聖アンデレの日」に最も近い日曜日からスタートします。最も早い年で11月27日、遅い年では12月3日と毎年若干ずれるので、カレンダーでは便宜上12月1日になっているんですね。ちなみに今年は12月2日でした。
ドイツの多くの家庭では、このアドベント期間中、カレンダーの他に、アドベントクランツ(Adventskranz)を用意します。ロウソクのついた平置きリースのようなものです。
森で拾ったもみの木の枝や松ぼっくりなどで自作する家庭も多いですが、街でも素敵なものが売られています。アドベント期間には日曜日が4回訪れるので、アドベントクランツのロウソクは4つー。毎週火を灯すロウソクを一つづつ増やしてクリスマスまでの期間を楽しみます。今年は23日に最後の一つが灯りましたね。ただ、ロウソクの長さが歪になるのが可愛くないという理由で我が家では結局毎週全部灯してましたw
ドイツのアドベント期間中はかの有名なクリスマスマーケット「Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツ・マルクト)」も開催されます。
私が住んでいた田舎町から一番近い都市デュッセル ドルフ(Düesseldorf)のクリスマス・マーケットの特徴は、1 つの場所に屋台が集 中しているのではなく、7 か所もの場所に分散していること。各 クリスマス・マーケットでテーマが異なるので、巡っても楽しいです。街の中心だけではなく、例えば郊外にある観光名所のベンラート城前にも30 の屋台からなるマーケットが設置されて、日がくれると素敵な雰囲気に。ここはイルミネーションが楽しめます。
(写真:PR Online)
ドイツのクリスマスマーケットはおとぎの国に行った気分になれて、アドベント期間は時間がゆったりと流れる気がします。ドイツ旅行に興味がある方にはアドベント期間がオススメですよ!ちょっと寒くても、熱々のギュルーワイン(Glühwein、ホットワイン)であったまってください!個人的にはクリスマスマーケットではGebrannte Mandeln (焼アーモンド)が最高だと思っています。
皆様はどんなクリスマスをお過ごしですか?予定があってもなくても、いい休日になりますようにお祈りしています!