Nutrition

筋トレ都市伝説⑦プロテインは太る?


筋肉にまつわる様々な噂・都市伝説を検討しています。今回はプロテインに関して。

ここでいうプロテインとは、水や牛乳、ジュースに溶かして飲むタイプのプロテインパウダーのことです。

プロテイン飲むだけでムキムキになる?

そんなことはありません。もしもプロテインに、食べただけで身体を劇的に変化させてしまう効果があったら(ポパイがほうれん草食べたときみたいに・・・)、プロテインは何かの薬物ってことになりますよね・・・ステロイドに代表される筋肉増強剤も実際には存在しますが、プロテインは違います。「プロテイン」とは「たんぱく質」を英語にしただけ。たんぱく質は、私たちの身体の20%を占める成分で、三大栄養素の一つです。プロテインパウダーは、そんなたんぱく質を効率的に摂取するため開発された加工食品、いわば一種のサプリメントでしかないのです。ムキムキになるには、厳しいトレーニングをするということが大前提です。

プロテインはカロリーが高い?

プロテインを飲むと、ムキムキになるんじゃなくて、「太る」んではないかというイメージもあるようです。「プロテイン(=筋肉をつける)=体が大きくなる=カロリーが高い」という発想なのかと思いますが、プロテイン(=たんぱく質)というの栄養素の、gあたりカロリーを見ると、特に太る栄養素として捉える必要がない事がわかります。

  • たんぱく質:4kcal
  • 炭水化物:4kcal
  • 脂質:9kcal

プロテインパウダーはたんぱく質だけを効果的に摂取するための加工食品なので、同じたんぱく質量をとるならプロテインパウダーで飲んだほうが摂取カロリーはむしろ低くなります。

例えば、30gのたんぱく質を摂るには、プロテインパウダー※1だと約35gで、カロリーは115kcalほど。これは絹ごし豆腐※2なら約2丁(=約600g)にあたり、カロリーは約340kcalとなります。

ただし、プロテインパウダーの中には、体重を増やす目的で糖質がたくさん添加されているタイプの製品もあります。これらはパッケージに「体重を増やす」「体を大きくする」「ウェイトゲイン」などとハッキリ書かれています。

また、言うまでもありませんが、「運動せずにご飯を食べると太る」のと同様、プロテインも摂取しすぎたら太る原因となりますので、量は調整が必要ですね。

必ずしもプロテインパウダーで摂取する必要はありませんが、十分なたんぱく質を含む、フィットな食生活を目指したいですね!

 

※1ゴールドジム ホエイプロテイン(バナナ風味)で計算

※2参考:カロリーSlism

 

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