長寿の秘訣は色々ありますが摂る炭水化物によっても老化の進み具合に違いが出ます。キーとなるのは「インスリン」です。長寿の人は、血中のインスリンレベルが一日を通して低く安定しているという傾向があります。
インスリン過剰で、生活習慣病のリスクが向上
インスリンは本来血糖値を一定に保ち、全身の細胞にエネルギー源となるブドウ糖を供給する上で、身体にとって不可欠なホルモンです。しかし、糖分を過剰に摂取して血液中の糖質が急激に増えすぎると、糖質を脂肪に変えて内臓や皮下脂肪に蓄積していきます。
特に内臓脂肪はインスリンの働きを弱めるので危険。糖の代謝ができなくなり、血糖値が下がらなくなります。糖尿病のリスクが高くなるのです。糖尿病をはじめとする生活習慣病では動脈硬化が起こりやすく、肥満細胞が細胞死を起こし、慢性的な炎症の原因になっていると考えられています。
インスリン過剰は、お肌の老化も促進
高血糖は、「糖化」と呼ばれる老化現象も引き起こします。血液中のブドウ糖とタンパク質が結びついて、「AGE(終末糖化産物)」という老化物質が蓄積されていくことです。タンパク質でできている細胞が、糖化によって劣化して、もろくなってしまうのです。
肌の柔らかさを保っているコラーゲンもタンパク質ですから、糖化が起こると変性劣化し、弾力やしなやかさが失われます。
そこで、血糖値を上げない炭水化物を!
インスリンの過剰分泌の原因となるのは炭水化物に含まれる糖質です。しかし、「あぁやっぱり炭水化物を抜かないといけないのか」と肩を落とさないでください!
血糖値の急上昇と低下を促す様な、高GI値の炭水化物(白米・小麦など)さえ避ければ、インスリンの分泌を抑え、血糖値を安定させることができるのです。
そこで活躍するのがオートミール!
オートミールの主原料であるオーツ麦には、血糖値をコントロールするβグルカンが含まれています。身体への吸収がおだやかで、優秀な低GI値食品です。加えて、マグネシウム、鉄、カルシウムなどのミネラルやビタミン B1、B6、Eなどを豊富に含んでいて、まさに超「高機能」食材。
毎日の食事にオーツ麦を加えるのがフィットです!
参考:DrLam
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