Nutrition

あぁ愛しのブロッコリー


健康を象徴するフィットな食べ物といえば「ブロッコリー」ではないでしょうか。

先日伺ったDNS Power Cafeでも、パワープレートのサイドの野菜はブロッコリーが固定となっていました。

ブロッコリーはケールが祖先にあたり、キャベツを改良して作られた緑黄色野菜で、
ビタミンAやC、カリウムなどのミネラルが豊富
ビタミンAは、粘膜の抵抗力を高めるので、風邪などの細菌感染を予防してくれる働きがあります。さらに、たんぱく質とそれの合成に必要なビタミンCが多く含まれている(レモンの2倍!)ことにより、筋力・体力・免疫力アップに貢献します。

最近では抗がん作用がある点も注目されています。活性酸素の害から身を守る坑酸化物質によるものと、もうひとつは、がんをがんを引き起こす原因となる突然変異を抑えるMMTS(メチルメタンチオスルホネート)によるものです。米国ではこの効用はすでに広い範囲で認められていて、抗がん剤として臨床試験にも積極的に用いられています。

さらに、ブロッコリーは食物繊維が豊富なので腹持ちがよく、便通にも貢献します。特に茎の硬い部分が食物繊維にあたるので、余すとこなく丸ごと食べたいですね。

そこで、一番のオススメは、料理家平野レミのレシピにもありますが、「ありのままで食す」ことです!ブロッコリーは蒸すだけで甘みが出るので、個人的にはソースも塩胡椒もいらないと思います。ブロッコリーをラップして、レンジでチンするだけで、本当においしくいただけます。どんなに料理が苦手でも大丈夫という点もブロッコリーを愛してやまない点の一つですね。

※ただし、MMTSは、ブロッコリーを細かく刻んだり、水と一緒にすりつぶす事で始めてできる物質なので、MMTSの力を100%発揮させる場合には、リンゴなどと一緒にミキサーにかけてジュースにして、新鮮なうちに飲む方がいいです。

ブロッコリーは輸入もされており、国内でも収穫時期をずらしながら各地で栽培されているので通年安定して流通していますが、本来最も美味しい旬の時期は晩秋の11月頃から冬の終わり、つまり今頃までです。

imagesちなみに、ブロッコリーのあの先端の小さい粒状のものは、すべて蕾(つぼみ)。収穫しなけば黄色や白色の花を咲かせます。なので、日本でも「メハナヤサイ」という別名があり、小さな幸せ」という花言葉もあります。さらに、最近の結婚式では、新婦が独人女性に対してブーケトスを行うのに習って、新郎が独身男性に対して「ブロコッリートス」を行うのが流行っているそうです。ブロッコリーは小さな房が、子孫繁栄などの縁起物と見られているのと、受け取った人が健康に過ごせますようにという願いを込めているようです。

ブロッコリーの食感や見た目が苦手とは言わず、ぜひ愛してあげてください!

 

Photo credit: Mike Licht, NotionsCapital.com via Foter.com / CC BY

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