「肥満ホルモン」として知られるインスリンですが、分泌されるからには身体にとって不可欠なはず。ボディメイクする上で、インスリンをどう活用すればいいのか考えてみます。
インスリンがないと活動できない!
インスリンは、食事によって血糖値が上がると、膵臓から分泌される体内ホルモンの一つです。その役割は、
- 血液内のグルコースのエネルギーへの変換
- 筋肉へのアミノ酸、グルコース、カリウムの取込の促進
- グリコーゲン(筋肉に蓄えられたグルコース)の合成の促進(分解抑制)
- タンパク質の合成や、細胞の増殖の促進
トレーニングでは、インスリンが味方になる!?
血糖値の急激な変化でインスリンが牙をむく!
また、インスリンが大量に分泌されるようなことが繰り返し行われると、身体はやがて、インスリンに対する耐性を高めてしまいます。つまり、インスリンの感受性が鈍り、さらに多くのインスリンが分泌されるようになっていくのです。
インスリンとのフィットな付き合い方、ポイントは2つ!
1)トレーニング中、トレーニング後にはインスリンレベルを上げ、それ以外の普段の生活ではなるべくインスリンレベルが上がらない食生活を心がける。
インスリンレベルが上がらない食生活とは、炭水化物を、オーツ麦(オートミール)や玄米など低GIのもの、つまり糖が体内に吸収される速度の遅いものに切り替えたり、やや高たんぱく質のメニューにすることで簡単に達成できます。
2)血糖値を安定させるために、間食をとる
身体は飢餓状態になると栄養を蓄えようとします。どか食いを避けるためには、小腹が空いた時に、少しつまんだほうがいいです。ただし、お菓子や油たっぷりのものは避け、高たんぱく質なものを選びましょう。また、1日の摂取カロリーをオーバーしてしまえば元も子もないので、カロリー配分をきちんと計画する必要があります。
効果的なトレーニングにはもちろんのこと、生命維持活動に不可欠なインスリン。怖がるのではなく、うまく付き合って、メリハリボディを手に入れましょう!
Photo credit: TipsTimesAdmin via Visual Hunt / CC BY-SA
No Comments